ミュージカル「ミス・サイゴン」
1992年の初演から何度目かの再演を経て、
今回は主要キャスト、
エンジニア役の市村正親さんのファイナルステージということなので、
なんとかチケット取って行って来ました。
ぎりぎりでA席がちょっとしか残ってなかったけど
行かれてよかった!
「ミス・サイゴン」
ベトナム戦争で出会い引き裂かれた、アメリカ兵とベトナム少女が、
再会し永遠に別れる・・・というのがざっくりしたストーリー
(ざっくりすぎるわw)
実物大のヘリコプターが舞台に出てきたり、
ステージ奥からキャデラックが出てきたりと、
びっくりするような演出も話題です。
今回は市村さんを観るのが目的でしたが、
私、初演の1992年にもこの舞台は観ていまして、
24年ぶりの「ミス・サイゴン」をあらためて堪能しました。
オーディション総数一万人以上の中から選ばれたキャストですから、
激ウマの歌と踊りに圧倒されっぱなし。
特に、ヒロインのベトナム少女キム役のキムさん(偶然ですw)は
本当に上手くて、その歌声に泣けました。
実は私、市村さんには特別な思い入れがありまして。
(この話、以前にしましたっけ?ま、いいかw)
初演の1992年の舞台は、運よく最前列の真ん中という神席でした。
文字通り目の前で繰り広げられるステージに、
圧倒されてドキドキが止まらないうちにカーテンコールになり。
その日は、キャストの皆さんがステージ際ギリギリまで出てきて、
お花を客席に向かって投げるという「お礼」があったんですね。
その時、私と目があった市村さんが、
ポイッと私に向かってお花を投げて下さったんですよ♡
なのに!隣に座ってたおばちゃん(だったと思う)が!
私の前ににゅっと手を伸ばして、そのお花を奪い取ったのですよ!
(T T)としょんぼりしてたら、
市村さんが私に向かって「もう1回投げるね」とばかりに
人差し指を立てて、優しくほいっと投げて下さったんですよ!
なんていい人!!
残念ながら、そのお花はその後、どっかいっちゃったんですけど
(いや、きっと探せばどこかにしまってあるはず)
そんなことがあったので、以来、市村さんには思いれが強いのです♡
ヘリコプターが基になってるシンボルサインも当時のまま。
(ベトナム戦争って、ヘリコプター戦争とも言われてるんですって)
今の劇場は築50年だそうです。
高度成長期まっただ中に建てられたので、
昭和モダンな雰囲気がそのままの内装です。
手すりが低かったり、シートの前後が狭かったり、
昭和人と現代人の体格の差を感じさせられる部分も。
来年は、「レ・ミゼラブル」がまた上演されるそうです。
市村さんは出ないけど、観に行きたいです。
by honeybear2001
| 2016-11-06 13:59
| 音楽・映画