人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ファスナーの長さ

ファスナーを利用する時、
使いたい部分とファスナーの長さが合わないことがよくあります。

ファスナーの長さは決まっているので、
(10cmから、20、30、50、60・・という具合ですね)
使いたい部分の長さに一番近いものを買うのですが、
例えば「25cmの物が欲しい」、という場合、
20cmだと足りないので30cmを買うことになります。
しかし実際は5cmも余分なので、
その余り分をどうしたものか、考えてしまいます。

そういう場合は、ハサミで切ってしまえるように、
ビスロン・ファスナーを買います。
これはムシ(ファスナーのかみ合わせ部分のぎざぎざのこと)が
柔らかいので簡単に切れて、長さの調節ができます。
切る場合は1.5~2cmくらい余分にするといい感じです。

ただ、ビスロンだとスライダー(引き手)が可愛くないのが難点。
ポーチなどの小物には、やはり玉付きファスナーや
モチーフが付いていた方が可愛いです。
そういうファスナーはムシが金属なので、
ハサミで切ることができません。
仕方がないので、作品の方をファスナーの長さに合わせて
寸法を変えて作ってしまいます。

お洋服の場合、もっと長さが半端です。
スカートやパンツは既成の長さが丁度いいのですが
(多分そのようにファスナーも作られているのでは?)
最近ちょこちょこ作っている、ジップアップの場合、
60cmのオープンファスナーだと、必ず余りが出ます。
ハサミで切っても、端っこのムシが衿付けの邪魔になります。
そういう時には、ムシだけを取ってしまいます。

ファスナーの長さ_b0082125_13255828.jpg
まずは付け部分の寸法に、
しるしを付けておきます。
ファスナーの両側に、
鉛筆でもペンでも、
自分でわかればよし。



しるしから1.5cm上の部分にある
ムシを、ペンチで取ります。
ひとつつまんで、手をひねるように、
力ずくで強引にむしり取ります。
布部分が切れちゃうのでは?・・と
思うくらい引っ張っても結構平気。
クイキリという道具を使えば、
多分もっと簡単に取れるのかも
しれませんがペンチでも出来ます。
これはビーズ用のペンチです。

両側とも、1.5cm分のムシを
取りました。
気をつけなければいけないのは、
ムシを取ったらそれより上の部分に
スライダーを動かしてはいけません。
スライダーが抜けてしまうと
戻すのにとても苦労します。
(以前ヒドイ目に合いました・・)

最後に余分を切り落として、
長さの調節が完了です。
本当は、端っこにある「止め具」も
移動させると完璧なのですが、
ジップアップなどは衿開きの
処理とファスナー端の処理を
一緒にやってしまうので、
必要ありません。
(あるとかえって邪魔なのです)




手芸の本や、Rick-rackさんで教わったりして、
やり方は知っていましたが、
いざやってみると簡単だけど、やはりコツは必要です。
でも出来るようになって、とても便利になりました♪
どうしてもうまく行かない時や、
ファスナーをペンチで攻撃する(?)勇気がない時は、
手芸屋さんでも長さ調節はしてくれます。有料ですが。

でも、せめて5cm刻みでファスナーを販売してくれたら・・と思うのはわがままかなぁ。
by honeybear2001 | 2007-02-26 13:49 | ハンドメイド