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風のガーデン

俳優の緒方拳さんが、急逝されました。
びっくりしました。
今日から始まるフジTVのドラマ、
 
「風のガーデン(公式サイト)」
 に出演されていることを知っていましたし、
番宣で、出演者がこのところ
色々な番組で楽しそうにトークしたりしているのを
ちょこちょこっと見かけていたものですから・・。

緒方拳さん、好きな俳優さんでした。
怖いような、優しいような、
あのちょっとつかみどころのない、
ニヒルな笑顔が、なんとも魅力的な方でした。

出演作品の中では、
映画「陽暉楼(ようきろう)」の太田勝造という女衒(ぜげん)の役が
とても印象に残っています。
とにかく、凄い。
なんだろう、このコワイ人は・・・と強烈に感じたことを今でも覚えています。

病に冒された体で、精一杯作品を創り上げた生き様は、
昔の松田優作さんを思い出すようでした。
よく、「その人の生き方は死に様でわかる」 なんて言いますが、
緒方さんは、本当に素晴らしい役者として生きていたんだと思いました。

ご冥福をお祈りいたします。
そして、今夜からのドラマをしっかり見ようと思います。


余談ですが、このドラマは倉本聰さんの脚本です。
倉本作品では、「北の国から」シリーズがダントツで有名です。
数年前に放送された、「やさしい時間」と今回の「風のガーデン」と、
3作品で 「富良野三部作」 なのだそうです。

もちろん 「北の・・・」 も 「やさしい・・・」 も大好きですが、
私が一番印象に残っているのは、
「君は海を見たか」 というドラマです。

仕事が人生、家族を一切顧みなかった父親(萩原健一)が、
ひとり息子が腎臓病で余命あとわずかであると知って、
自分のこれまでを振り返り、反省し、
息子のために残された時間を精一杯尽くす・・・というお話。
 「生きているということ
  今 生きているということ ・・・」
で始まる、谷川俊太郎の「生きる」という詩と、
ショパンのピアノが効果的に使われていましたっけ。

調べたら、1982年のフジTVドラマでした。
「北の国から」 の後に作られたとか。
かなり古いですね・・・レンタルとかあるかなぁ。
もう一度見てみたいなぁ。
by honeybear2001 | 2008-10-09 20:00 | 音楽・映画